MERIDA SCULTURA V

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2021merida

MERIDAからついにオールラウンドロード「SCULTURA」第五世代モデルが発表されました。

軽量化、空気抵抗の低減、そして快適性の向上。同時に実現できないと思われるこれらすべてを具現化したバイク、それが新型 SCULTURA(以下 SCULTURA V)です。SCULTURA V は、軽量ロードバイクとしてのこれまでの伝統を受け継ぎながら、空気抵抗を徹底的に減らし、快適性を新たなレベルまで高め、さらに重量を極限まで削減。ワールドツアーをはじめ、レースに勝てる万能な武器となっています。

2006 年に登場した SCULTURA は、軽量性、快適性、反応性、『クラシック』な見た目に加え実証されたレーシングパフォーマンスを備え、国内外のトッププロロードチームの戦いを支えるマシンとなってきました。
SCULTURA は、坂道を軽く登る性能や疲労を軽減する快適さが求められるとき常に輝いてきました。だからこそ SCULTURA V では、これらの重量や快適性といった要素をさらに向上させるのはもちろんのこと、空力性能の水準を引き上げるのを目指しました。

前モデルと比較し最上位機種である新型 SCULTURA TEAM(以下 SCULTURA V TEAM)のフレームは、4%以上の軽量化を実現すると同時に、フレームの設計を見直し、最大 30mm 幅タイヤの装着と、しなりを生むシートポストを露出させることが可能となり快適性が向上しました。
またケーブル類を完全に内蔵した一体化コックピット、ヘッドチューブとフォークの形状変更、そしてシートステーの取り付け位置を下げるなどのフレームの改良により空力性能を大幅に高め、SCULTURA V TEAM では、前モデルに比べ 45 ㎞/h 走行時の空気抵抗を 10W ほど削減しました。

結果として SCULTURA V は、これまで同様に多機能で軽量なオールラウンダーでありながら、最高レベルのパフォーマンスを発揮できる性能を身に付けました。快適性、空力性能が大幅に改善されているにもかかわらず、SCULTURA V TEAM では、UCI によって定められた 6.8kg の重量制限に近い軽さも兼ね備えています。

また発表に先立ち Team Bahrain Victorious は SCULTURA V TEAM を使用し、クリテリウム・デュ・ドーフィネの第 7、8 ステージをマーク・パデュンが、ツール・ド・フランスの第 8 ステージをディラン・トゥーンスが、そしてブエルタ・ア・エスパーニャの第 9 ステージをダミアーノ・カルーゾが、それぞれ他を寄せ付けない独走を見せ、ステージを制しました。
これはワールドツアーで、空力性能に特化した REACTO と並び選手の強力な武器であることを証明しています。軽く快適で高い空力性能も備えた万能な SCULTURA と、エアロロードとしてクラス最高レベルの能力を持つ REACTO。


『どちらを選んでも勝利を得られる。』


MERIDAはその選択肢をプロロードレーサーやロードレースに取り組むすべてのライダーに提供します。

〇万能さを向上させた SCULTURA V TEAM フレーム

SCULTURA V TEAM のフレームはカーボンレイアップの最適化と、より弾性の高いカーボン素材を広範囲に採用したことで、フレーム重量は 822g(M サイズ)と同サイズの前モデルと比べ 38g削減、4.4%の軽量化に成功しました。さらに、REACTO の開発で得られたデータを SCULTURA のフレーム設計にも反映し、空力性能も向上させています。
フレームの主な変更点としては、前影部の面積の減少、ヘッドチューブとフォークに REACTO同様の設計の採用。シートポストクランプはフレーム内に隠し、シートステーの取り付け位置を下げています。さらに新たに開発した MERIDA オリジナルのステム一体型のハンドルでブレーキケーブルなどの完全内装化も行い、大幅な空気抵抗の低減を実現しました。

〇REACTO にも劣らない空力性能

SCULTURA V TEAM の空力性能は前モデルの 234.3W@45 ㎞/h から 224.5W@45 ㎞/h へと向上しながらもレース仕様の設定で 7 ㎏を下回る重量に。さらに空力性能を最大限に高めた 60㎜ハイトのディープエアロホイールセッティングへと変更した際には 217.5W@45 ㎞/h を記録。これは、同セッティングの REACTO と比べても 10W 差しかありません。

SCULTURA V TEAM は REACTO ほど空気抵抗を減らすことに重点を置いておらず、軽量化を重視したセッティングになっていますが、空力性能に重点を置いたホイールを装着すれば空力性能の高いバイクとしても使用することが出来ます。
また SCULTURA V TEAM はフレームのペダリング効率とステアリング性能を向上。ボトムブラケット部のたわみ具合は前モデルと比べても変わらない状態を維持しつつもフォークの横方向への剛性を 12.8%向上させ、ペダルに入力された力を効率的に推進力へと変換します。

〇さらに向上した快適性

これまでフレームの『快適性』は本格的なアスリートではなくレジャーを楽しむサイクリストにのみ重要な特性であると考えられていましたが、身体や筋肉の疲労を軽減させることは、ライダーがより力強く、長く走り続けるためには必要な特性でもあると近年のテストで明らかになりました。そのためSCULTURA V では、パフォーマンスの向上に繋がる快適性の向上にも取り組みました。
その結果、ボトムブラケットからサドルまでの垂直方向の剛性の軽減とシートチューブを前モデル比べて、40mm 短くしてシートポストを露出させしならせることで乗り心地の良さを大幅に向上させました。また、クッション性や転がり抵抗に大きく関わるタイヤサイズも近年のトレンドを取り入れ標準で 28 ㎜タイヤを装着。また最大 30 ㎜タイヤまでを装着可能としました。

そして SCULTURA V はこれまでの伝統を継ぎながらも、素晴らしい空力性能と軽量さを備えたクライミングバイクを求めるワールドツアーレベルのレーサーや、滑らかではない路面でのトレーニングで振動吸収性を備えたオールラウンダーを求めるアマチュアライダー、高い速度域で長時間走行するための快適性を求めるグランフォンドライダー、果ては週末のスポーツライドを楽しむホビーライダーまで、あらゆるライダーのニーズに応える万能さと最高レベルのパフォーマンスを発揮させるライドフィーリングを持ったバイクへと進化を遂げました。

〇MERIDA TEAM SL ワンピースコクピット

ケーブルの完全内装化を実現する、メリダオリジナルのステム一体型のフルカーボンコクピットを採用。ケーブル類を完全に内装することによる空力性能の向上とメンテナンスのしやすさを高い次元で両立させました。

また、新開発の FORCE DIFFUSER はフォークコラムのクランプ部を包み込むことで、コラムの保護と耐久性の向上させる役割を持ち、200,000 回のステムボルト締め付け試験後でもコラムへのダメージをわずかなものとする効果が出ています。

〇一体式スペーサー

コクピットにおいて重要なパーツである一体式スペーサーはケーブルの設定や調整、整備性を大幅に向上させます。2 ピース構造のスペーサーはケーブルやホースを切断することなくコラムからの脱着が可能です。

〇ディスククーラー

前後のブレーキキャリパーに装着されるアルミニウム製のオリジナルディスククーラーはブレーキ時に発生する熱を冷却フィンから効率的に発散することで、ブレーキキャリパーの冷却性能を 35%向上。連続してのブレーキングでも安定した制動力を誇ります。

SCULTURA V には、ディスクブレーキのブリーディングポートへのアクセスを改善した最新版のディスククーラーが搭載されています。

〇ワイヤーポート

MERIDA オリジナルデザインのヘッドセットは、すべてのコントロールケーブルがヘッドセットを通じてフレーム内に入る設計です。そのため、フレームへ構造的な変更を加えることがなく、すっきりとした外観を実現しています。SCULTURA V TEAM では、すべてのケーブルがハンドルバーとステムの内側を通ってからワイヤーポートを通してフレーム内に入る完全内装を実現します。

〇仕様

・SCULTURA CF5 フレーム重量:822g(M サイズ)


・SCULTURA CF5 フォーク重量:389g(M サイズ)


・変速性能を高めるダイレクトマウント式リヤディレーラー


価格はまだ発表されていませんが、シエロでは早期予約を受け付け中です。
詳しい内容については店頭でお答えします。

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